春咲き球根を植える
動かしようの無い事実ですが、チューリップやラッパスイセン、ヒヤシンス、クロッカス等の美しい春咲き球根の花を楽しむためには、秋のうちに球根を植えなければなりません。秋のうちに植えなければならないのは悪いニュースですが、良いニュースは、球根の花は何よりも簡単に育ち、色鮮やかにその作業に報いてくれるということです。全く技術を持たない園芸家でも、球根を使って息をのむような美しい春の庭を創り出すことができます。春咲き球根は、根の発達の促進に低温の「休眠」期間の維持を必要とするため、秋に植えなければなりません。唯一のルールは、春咲き球根は初霜の降りる前に植えなければならないということです。球根を持ち帰ったら、なるべく早く植えるのが一番です。もし保管しなければならない場合は、球根を10~15℃の間の乾燥した涼しい場所で保管します。
魅力的な選択肢
チューリップとラッパスイセンに加えて、もっとエキゾチックなオランダの花の球根を植えてみたくなるでしょう。例えば、春咲きのシラーやプスキニア、ムスカリ、フリチラリア、アリウム、カマシアやエレムルスなどです。春咲き球根には幅広い色彩、高さ、そして開花時期があります。想像力を働かせてください!簡単に育つ球根は、あなたを庭のデザインに集中させてくれます。庭を計画するのに本当に必要な知識は、全てパッケージに記載されていたり、小売店で手に入ります。あなたが知っておく必要があるのは、花の色、花の咲く月、その高さ、植える月、そして植える深さです。
プロの植え方のコツ
オランダの春咲き球根の花は全体的あるいは部分的に陽のあたる場所でしっかりと育ちますが、水はけのよい場所であればだいたいどのような場所でも問題なく育ちます。球根は溜まった水の中では腐ってしまうので、斜面の下や樋の下など、水が溢れやすい場所は避けましょう。
植える場所を選んだら、
- 花壇に溝を掘るか、1球ずつまたはいくつか球根をまとめて植える穴を掘ります。植える深さを決める際には、球根の直径や大きさを考慮します。大きな球根(直径5cm以上)は通常15cmの深さに植え、それよりも小さい球根(2.5cm)は8~10cmの深さに植えます。
- 土に空気が含まれるよう、熊手で土をほぐし、雑草や小石を取り除きます。水はけを良くするため、ピートモスを少量混ぜておきます。尖った部分を上に向けて、球根を押しつけずにしっかりと土の中に固定します。大きな球根の場合は8~20cm離して、小さな球根の場合は2.5~8cm離して植えます。(もし球根の正しい向きが分からなくても心配しないでください。逆さまに植えた球根でも通常は育ちますから!)
- 花の球根を土で覆って、土が充分な水分を含んでいない場合はたっぷりと水やりします。花壇の表面に5~8cmの根覆いをします(バークチップで大丈夫です)。これにより寒さを防ぎ、土壌の乾燥を避けられます。
1,2,3と数えるぐらい簡単です。この単純なガイドラインに従えば、あなたの色鮮やかな庭がきっと近所の嫉妬の的となるでしょう。要約すると、基本的には、花の球根を買って、土の中に植えて、あなたを待つ美しい春を思い描いて冬の間を過ごすだけです。