スカドクサス

科目: Amaryllidaceae

原産地: 3種類は南アフリカから、7種類は熱帯アフリカからであるが、詳細については知られていない

花色:ピンク色や、時には白の入ったスカーレットレッド、がく片は明るい色で花びらは小さくあまり目立たない花部全体で見ると魅力的な花であり花びらは多数のおしべと花糸と共になり刈り込まれたブラシの形ような印象をもっている

花期: 晩夏

草丈: 60cm

植付けの深さ: 球根の上部が地面から顔を覗かせるくらいの深さ

植える距離: 30cm

タイプ: 球根は大きく肉付きがよいが、根は折れやすい

日当たり: 日光に強いが、原産地では日陰で育っているものも多い

植付け方法:スカドクサスは霜が降りても穏やかな気候の場所でよく育ちますが、霜にあまり強くありません。日当たりの良いボーダーで3から5球ほどまとめ て植えるのが良いでしょう。わずかな霜であっても覆いをするのが良いです。霜の降りる地域では大きな鉢(直径25cmほど)に植えるのがおすすめです。

おもな品種

  • スカドクサス・マルチフローラス(Scadoxus multiflorus ssp katherinae):この亜種は最も人気のある品種のひとつで、日陰にも強い品種です。60cmほどの草丈で、花部は直径25cmほどに育ちます。花色は濃い赤で茎は目立ちます。開花後に葉が成長を続けます。冬に枯れます。
  • スカドクサス・プニセウス(Scadoxus puniceus):花色は明るいオレンジレッドで、金色の花糸をつけます。草丈は60cmほどです。
  • スカドクサス・ポール-エバンシ(Scadoxus pole-evansii):スカドクサス・マルチフローラスと似ていますが、サーモン色の花がより少なくつきます。