グレイギー グループ

科目: Liliaceae

花期 :早生

草丈 :20~30 cm

植える間隔 :10 cm

植える場所 :公園の花壇、ボーダー、ロックガーデン

チューリップの多くの仲間がそうであるように、チューリップ・グレイギーもトルキスタンが原生地です。欧州には1872年に伝えられ、以来多数の園芸品種 が開発されてきました。新種の開発は今日も続けられており、これからも継続されることは間違いありません。グレイギー・チューリップの仲間は、野生種に近 いチューリップのなかでは現在最大のグループです。主な花色は赤、黄、白で、美しい斑点や縞のある葉と一体となり、いつまでも記憶に残る色彩効果を生み出 します。花は草丈の割に大きく、陽光を浴びると大きく開きます。このため、ボーダーやロックガーデン、鉢などに植え付けるのに最適です。この仲間で一番大 規模に生産されているのは‘レッドライディングフッド(赤ずきんちゃん)’で、このグループのチューリップではガーデンセンターなどでもっとも容易に入手 できる品種です。帰化させるのが容易なことも、この小型チューリップの大きなメリットです。

主な品種

  • アリババ (Ali Baba) 濃いピンク、葉に斑点
  • ケープコッド (Cape Cod) アプリコット(穏やかなだいだい色)、エッジは黄色、葉に斑点
  • コンポステラ (Compostella) オリエンタルレッド
  • オレンジトロント (Orange Toronto) オレンジ、エッジは赤
  • オラトリオ (Oratorio) マゼンタピンク(紫紅色がかったピンク)、葉に斑点
  • オリエンタルビューティ (Oriental Beauty) カーマインレッド(洋紅色)、エッジは黄色、葉に斑点
  • オリエンタルスプレンダー* (Oriental Splendour) カーマインレッド(洋紅色)、エッジは黄色、葉に斑点
  • ピノキオ スカーレット(Pinocchio’: scarlet) 深紅、エッジはアイボリーホワイト(乳白色)
  • プレイサー カーマインレッド(Plaisir’: carmine) 洋紅色、エッジは白、葉に斑点
  • スイートレディ (Sweet Lady)サーモンピンク、葉に斑点
  • トロント (Toronto) 赤
  • ユナイテッドステイツ(United States) 赤

The best-known varieties are often sold in a mixture called ‘Peacock’.