科目: Liliaceae
花期 :中生
草丈 :30~50 cm
植える間隔 :7.5 cm
植える場所・用途 :公園の花壇、宿根草花壇、ボーダー、切り花
オ ランダの著名な育種家D・W・レフェバー(D. W. Leferber)によって開発され、オランダで育ったチューリップの仲間です。レフェバーは、当時ダーウィン・チューリップと呼ばれていたチューリップ の様々な園芸品種と有名なチューリップ・フォステリアナ‘マダムレフェバー’(別名レッドエンペラー)とを交配・育種しました。その結果、花が大きく、茎 が丈夫で長い一連のチューリップの開発に成功しました。また、これらのチューリップは、このような特徴に加え、つぼみが小さいうちからピラミッドのように 見えるという特徴も備えています。これらの特性から、ダーウィンハイブリッド種のチューリップは、切り花として大変な人気を博し、現在も切り花用として大 規模に生産されています。また、庭植えにも適しています。ただし、草丈が高いので、植え付ける場所は風があまり当たらない所がいいでしょう。当初、花色は オレンジと赤だけでしたが、現在では黄色とピンクの品種も出回るようになりました。そのほか、花弁にある小さな斑点や縞の色が異なる品種もあります(下の 園芸品種リスト参照)。
主な品種
- アドレム (Ad Rem) 深いオレンジ
- アペルドン (Apeldoor)鮮やかなバーミリオンレッド(朱色)
- アペルドンズエリート (Apeldoorn’s Elite) 赤、オレンジイエロー
- ビューティオブアペルドン (Beauty of Apeldoorn) オレンジ・黄色・赤の縞
- ディプロメイト (Diplomat) バーミリオンレッド(朱色)
- エキゾティックバード (Exotic Bird) 赤、エッジは黄色
- ゴールデンアペルドン (Golden Apeldoorn) レモンイエロー
- ゴールデンオックスフォード (Golden Oxford) 明るい黄色
- ゴールデンパレード (Golden Parade) 明るい黄色、エッジに赤い線
- ゴードンクーパー (Golden Cooper) 明るいマゼンタレッド(紫紅色)
- グドシュニック (Gudoschnik) 明るい黄色、赤い縞
- ハンスメイヤー (Hans Mayer) ゴールデンイエロー、赤い縞
- アイボリーフローラデル (Ivory Floradale) アイボリーイエロー(乳白色)、
- ロンドン (London) 濃い赤、深紅に近い
- オリオールズ (Ollioules) 赤
- オックスフォード(Oxford) バーミリオンレッド(朱色)
- パレード (Parade) 明るい赤
- ピンクインプレッション(Pink Impression) ピンク
- スプリングソング (Spring Song) 明るい赤
- ストライプドアペルドン (Striped Apeldoorn) ゴールドと黄色の縞
- チューリップの他の種と同様、これらの品種を数種類混ぜた(色をミックスした)商品もあります。