ムスカリ

バネ flowering bulb

花色: ブルー、紫、白

花期: 3~5月、品種による

草丈 :10~25 cm

植える深さ :12.5 cm

植える間隔 :8 cm

日当たり: 終日日照から一時的日陰まで

植える場所: ボーダー、ロックガーデン、樹木や低木の下

ムスカリには30ほど品種があります。そのうちの一部、例えば、ムスカリ・ボトリオイデスやムスカリ・コモスムなどは地中海地域が原産地ですが、その他の 品種は小アジアやコーカサス地方で自生しています。ほとんどが冬の寒さに対して耐性を持つ大変育てやすい花で、どの庭でも育てて欲しい花です。

冬の間、水はけが完璧であるような好環境で育てると、ムスカリは容易に帰化します。ただし、冬になる前に葉が出てくるのが欠点で、花自体は霜の被害を受け にくいのですが、霜の被害を受けた葉が、花と共にあることになってしまいます。オランダの有名なキューケンホフ公園には、“ブルーリバー”と呼ばれるムス カリの見事な植栽があります。ムスカリを密集させた花壇(ブルーリバー)が潅木の間をまるで川のように流れ、中にはムスカリと同時に花を付ける潅木もあり ます。その見事な光景は入場者の多くが写真に収める同公園の名所の一つになっています。ここで使われているムスカリはムスカリ・アルメニアカムで、グレー プヒアシンスのなかで一番親しまれている種類です。また、グレープヒアシンスという名前が一番ピッタリする種でもあります。

植え付けのヒント

ボーダーにうってつけの球根植物で、宿根草と一緒にすると大変目立ちます。様々な色が混植されたボーダーでもそれは変わりませんが、カラーコーディネート されたボーダー、特にブルーのボーダーでは輝きが一段と増します。花をより美しく見せるため、球根を植え付けるときは一ヵ所にたくさん(25個以上)植え 付けるようにしましょう。ボーダーのほかには、落葉樹の下も適しています。グレープヒアシンスの開花期には潅木がまだ葉をつけていないので、その美しさを 強調することができます。最近はあまり花壇に用いられなくなりましたが、花壇にも最適であることには変わりありません。その場合、球根どうしの間隔を近づ けて植え付け、色のボリューム感を出すとよいでしょう。また、遅咲きの黄色いスイセンや赤いチューリップなどと組み合わせるととても映えます。

ムスカリの仲間の多くはコンテナ植えにも大変適しています。ただし、コンテナで実際に栽培されているのは、ほとんどがムスカリ・アルメニアカムです。組み合わせる球根花は色々と考えられますが、小型のスイセンや草丈の低いチューリップなどが適しているようです。

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